八官神社

現在はご神体は芝大神宮に合祀

銀座八丁目のソニー通りに面したお社。

ネット情報で、『神主さんが常駐しているらしい』という事でしたが
Facebookで繋がらせていただいている千葉県の神社の神職さんのお話によると、現在は宗教法人を解散して、芝大神宮に合祀されているとの事。
芝大神宮の神職さんにお伺いしてみたら、ご神体は芝大神宮に合祀され、こちらのお社に御分霊をお祀りしているとの事です。

ちょっと、詳しい事情をお伝えすると、八官神社は境内にビルを建てて、一階に参拝所、最上階に本殿を設置し、その間をパイプのような管で繋ぎ、参拝者の願い事を最上階の本殿に伝えるという、少し変わった形の神社を建設しようとしました。ビルに入っていたテナント収入で神社運営を行おうと八官神社は考えていました。ご存じの通り、銀座はほとんど商業地になっており、氏子と呼ばれる人が住んでいませんので、存続の危機であったようです。当時、包括関係にあった神社本庁では、この社殿のあり方に疑問を投げかけ、建設の許可を出しませんでした(法的な拘束力はありませんが、包括関係上の拘束力がある)。神社本庁の見解としては、本殿は土の上に建つべき物であるので、盛り土をしてでも本殿は土の上に建てなければならない、また本殿の上は空であるべきで、最上階では認められないという考え方だったようです。結局、八官神社は、神社本庁との包括関係を解消し(離脱)建築に踏み切りました。当初は、なかなか経営も順調だったようですが、時間と共にビルの経営も悪化し、やがて宮司も死亡するという事態に陥りました。神社本庁を離脱して単立になってしまっていた八官神社には、後任の宮司を養成したり、探し出す能力もなく、不活動宗教法人としてしばらく存在していましたが、ビルの返済なども滞り、宗教法人を解散して土地を売却して清算したそうです。最後は、総代であったという人が、八官神社のご神体を風呂敷に包み、芝大神宮へ持ち込み合祀をして欲しいということで解決したそうです。いろいろと話題になった神社です。まだビルの下にお社が残っていたのですごく感慨深いです。(千葉県の神社の神職さんのコメントを引用)

参拝所と本殿をパイプで繋げる形態は、銀座三丁目の朝日稲荷神社と同じ構造ですが八官神社がその形態になったのが昭和57年。
朝日稲荷神社が昭和59年。その時に神社本庁から反対されず離脱していなければ、また違ったお社になっていたのかもしれません。

一度は芝大神宮に合祀という形でお社が無くなりましたが、現在は御分霊をお祀りする形で復活。
八官神社にお参りの際は、芝大神宮にもお参りしてみてはいかがでしょうか?

八官神社写真館(画像クリックで拡大)


住所・地図

東京都中央区銀座8-4-5

JR・地下鉄新橋駅より徒歩5分

35.669200, 139.760264

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